私たちについて

伊豆本店の想い

創業は、1717(享保2年)。享保の改革で名将軍と讃えられた8代将軍徳川吉宗の時代です。黒田藩から酒造株を贈られ、宗像の地にて酒造りを始め今日に至りました。
銘柄「亀の尾」は、幻の酒米と言われた酒造米の亀の尾に因んで付けられました。酒米「亀の尾」は、山形県余目村の阿部亀治という米作りの研究家が改良に改良を重ね苦心して開発した米です。第8代目の蔵元が新種の気質に富んでおり、東北から杜氏を呼び寄せて酒造りをさせたとの記録があり、おそらくその杜氏がはるか山形から酒米「亀の尾」を九州に伝えたと言われています。しかし、「亀の尾」は稲丈が150cmと高く倒れやすく、病害虫に弱く戦時中に姿を消しました。ですが、第11代蔵元が「亀の尾に優る酒米なし」と長年酒造りの蔵人達の間で言い継がれてきた言葉を現実のものにしたく幻の酒米の復活を試み、福岡県の農業試験場と契約栽培を行い酒米を復活することができました。
九州・福岡の地に「亀の尾」が誕生した裏には、語られることなく時代の流れで埋もれていった余多の人々の苦労が隠されています。
伊豆本店

酒造りのこだわり

精米・洗米・蒸し米

米の外側にはタンパク質や脂肪があり、酒質を劣化させてしまうこれらの成分を削り取り、洗米したあと、加熱して蒸し米にします。
精米・洗米・蒸し米

麹造り

蒸し米に種麹を振りかけ、麹を造ります。麹の成長で発生する炭酸ガスを抜くためにほぐしたりもします。麹造りは、酒造りにおいて非常に重要で、作り手の手間のひとつひとつが味を大きく左右するのです。
麹造り

三段仕込み

麹・蒸し米・水に、酒母を加えて発酵させます。もろみが充分に発酵するよう、3回に分けて仕込み、物量を増やします。
三段仕込み

槽搾(ふなしぼ)り

もろみが充分な発酵を終えたら、清酒と粕に分ける「搾り」の作業を行います。伊豆本店では、昔ながらの製法「槽搾(ふなしぼ)り」で、手作業で全量搾っています。木箱の箱型枠に、目の粗い布袋に入れたもろみを積み重ね、袋の重みで槽の底から清酒が滴り落ちる仕組みになっています。 手間と愛情をかけた大吟醸は、まろやかで雑味の少ない繊細なお酒に仕上がります。
槽搾(ふなしぼ)り